コードノート

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GoogleHomeをRaspberry Piでしゃべらせて遊ぶ。

いまだにAmazon Alexaの購入メールが来ない僕です。こんにちは。

仕方なくGoogleHomeを買ったのですが、こちらの方が色々といじれて楽しいなとなっている昨今です。

ちょうど今月、スマートスピーカーIFTTT 大喜利 Advent Calendar 2017 - Qiitaという企画があったので、色々と参考になって素敵です。

さて各社スマートスピーカーですが、基本的にこちらから「OK Google」などと話かけないと動作が始まりません。

しかし先人の智恵を借りることで、GoogleHomeを自発的にしゃべらせるようにして遊んだというのがこの記事の内容です。

参考にした記事はいくつかありますが、メインはこちら。

qiita.com

とりあえずざっくり概要を言えば、GitHub - google-home-notifierを導入すれば、「OK Google」と言わないでもGoogleHomeをしゃべらせることが可能になります。

でもそのためにはgoogle-home-notifierを動かすための自宅サーバが必要です。

技術系の記事だとこういった時大抵、「そこでどこのご家庭にもあるRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を使います。」とサクッと書かれますね。無いって。

Raspberry Pi通称ラズパイは、簡単に言えばとてもちっちゃなPCで、自宅サーバとして使われたり、電子工作用途でも使われています。

諸々セットで買っても1万円しないので、小中学生向けの電子工作でプログラミングを勉強しよう!的なスクールでもよく見ますね。別に自宅サーバが建てられれば何でも良いんですが、これが安価で安定しているので安心です。

僕も知ってはいつつ持ってなかったので良い機会かということでポチッと購入しました。

セットアップは適当な参考記事見つつ数十分で。こういったものに慣れていない人はそこそこ大変だと思います。詰まったら数時間かかりそう。

そしてgoogle-home-notifierをインストールすれば、とりあえず入力した文字を自由にしゃべらせることができます。

最初に紹介した記事だと日本語でしゃべらせられないとあったけど、オプションに日本語設定があったので、設定すれば普通に日本語でしゃべってくれます。

この下準備ができれば、あとはIFTTTと連携で色々遊べます。

IFTTTは2つのサービスを連携させることができるサービスで例えば、「スマホで写真を撮ったら、自動で写真保存サービスに送る」とか「特定の日時になったら、LINEでお知らせメッセージを送る」みたいなことができます。

サービス自体は海外のものだけど、日本での利用数も多いので解説サイトがいっぱいあるはず。

と、いうわけでIFTTTを使えば、「○○したら、GoogleHomeをしゃべらせる。」ということができるわけです。

僕はベタに指定のGoogleカレンダーの予定見て、時間になったらその予定をGoogleHomeが自動でしゃべるというレシピを設定しました。

ちなみにgoogle-home-notifierのオプションでURLで音声データを渡すと、それを再生させるというものがあり、以下のようにできました。

(もちろん普通にカレンダーの予定をしゃべってもらうことも可能。)

終業の時間にGet Wildが流れると素敵ですね。

音声データを流せるということは、事前に用意した初音ミクさんボイスを流す、なんてことも可能です。そうなってくるとGoogleHome使わないで、ラズパイにスピーカーつければ?なんて話にもなってきますけど。

ちなみに、このスマートスピーカーに自発的に話させる、ということをこんな面倒なことしないで基本機能にしてくれれば良いのに!みたいな声も見ますが、おそらくそれはないと思います。

やっぱり多くの人は、機械が勝手にしゃべるというのは怖いです。こちらから話かけることで、人間側に主体があるコミュニケーションが取れてると感じられるんですよね。

実際に自分で利用していて感じますが、機械から勝手になにかしてくるというのは、多くの家庭に置くモノの設計として無しだなと。コンピュータに親しみがある人は良いんですけどね。

親しみがある僕でも作業に集中している時に突然GoogleHomeがしゃべり出すとビクッ!!とすることがありますし。笑

そんなわけで、色々手間はありますが普通のご家庭ではできない娯楽にできるので、よろしければぜひどうぞ。